2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

今月観た映画

53本。たぶん。

泥の河

NHK-BSで『泥の河』を鑑賞。 1950年代の大阪。戦後から抜け出そうかという時期をきれいなモノクロ映像とちょっと切ないストーリで描いた小栗康平監督の名作。 この作品で小栗監督は映画監督一作目。日本映画というよりイタリア映画の名作を観ているような印…

地球の静止する日

wowowで『地球の静止する日』を鑑賞。 1951年製作のSF。突然ワシントンにUFOが着陸。そこからは1人の宇宙人と、1体のロボットが出てくる。宇宙人クラトゥは、地球人が原爆やロケットを開発し戦争を繰り返していることで別の惑星から疑念をもたれていること…

パルムドール(#495)

カンヌ映画祭でパルムドールが発表。 ケン・ローチ監督の『ザ・ウィンド・ザット・シェイクス・ザ・バーレー』に決定。ケン・ローチ監督は今作でパルムドールノミネート8回目での初受賞。 今回は審査員が微妙だなと思ってたけれど、意外に順当な結果。ただこ…

グッド・ガール

wowowで『グッド・ガール』を鑑賞。 退屈な片田舎のスーパーで働くジャスティンは、人生の閉塞感からこの町を出たいと思いながらも平凡な毎日を暮らしていた。自分の周りには退屈な仕事と退屈なダンナ。レジ打ちをしていると同じスーパーで働いている青年を…

ビッグ・バウンス(#494)

wowowで『ビッグ・バウンス』を鑑賞。 詐欺師をしていたジャックは、心機一転ハワイへやって来る。まじめに建築現場で働いていたが、上司をバットで殴ってクビに。地方検事をしているウォルターは、犯罪歴もあるジャックのことを何故か気に入り仕事まで与え…

グーニーズ

wowowで『グーニーズ』を鑑賞。 タイトルは聞くんだけど今まで観なかった1本。 子供たちが屋根裏で見つけた宝の地図を頼りに財宝を探すという、子供版インディー・ジョーンズ。 意外と楽しめたなという感想。特撮はILMで製作総指揮にスピルバーグというのも…

カンフーハッスル(#493)

wowowで『カンフーハッスル』を鑑賞。 チャウ・シンチー監督・出演・脚本・製作のカンフーアクション。 これはとにかく、頭を空っぽにして細かいとこ気にしないで見るしかない。ディテールが少年ジャンプのような日本のマンガ的表現。ストーリもすでに古典と…

シティー・ボーイズ

wowowで『シティボーイズ ミックスPRESENTS「マンドラゴラの降る沼」』を鑑賞。 うん。面白い。

ディッキー・ロバーツ 俺は元子役スター

wowowで『ディッキー・ロバーツ 俺は元子役スター』を鑑賞。 元子役スターのディッキー・ロバーツは今は駐車係。再起をかけてロブ・ライナーの映画のオーディションに行くが、普通の男の役は普通の子供だった経験のない君には出来ないと言われる。ディッキー…

殺人捜査(#492)

wowowで『殺人捜査』を鑑賞。 1971年のイタリア映画。 ローマ市警の公安部長に昇進したばかりの主人公が、口論の末愛人を殺してしまう。現場に証拠を故意に残して警察に通報するが、部下たちは公安部長である主人公を疑わない。長年権力の中にいたことの余裕…

ダウン・ツ・ヘヴン

森博嗣『ダウン・ツ・ヘヴン』を読了。 時間軸でいえば前2作の中間だろうか。草薙水素がキルドレとして前例のないほど出世しもてはやされると同時に、雇い主にとって自分が重要な兵器であることを再確認される。 前2作と比べると、ややあっさりしすぎていて…

火曜日ならベルギーよ

NHK-BSで『火曜日ならベルギーよ』を鑑賞。 ヨーロッパ観光ツアーに参加したアメリカ人の団体旅行者たちはツアーの間に恋愛、ドタバタ、事件にまきこまれる。団体旅行の滑稽さをベースに各国の名所めぐりもできるコメディ。 団体旅行でよくバカにされてる日…

アイアン・エンジェルズ(#491)

wowowで『アイアン・エンジェルズ/自由への闘い』を鑑賞。 アメリカでの婦人参政権運動家アリス・ポールを描いた伝記ドラマ。 後半にかけての持って行きかたは圧巻。実話をもとにした社会派ドラマでここまで楽しめる作品は珍しい。こうやって世論の逆風にも…

セックスと嘘とビデオテープ

wowowで『セックスと嘘とビデオテープ』を鑑賞。 スティーブン・ソダーバークのデビュー作。初監督・初脚本のインデペンデント作品ながらもサンダンスの観客賞、カンヌ映画祭パルムドールを受賞してしまった衝撃作。 弁護士のジョンと結婚を機に主婦になった…

アサインメント

wowowで『アサインメント』を鑑賞。 実在のテロリスト・ジャッカルを題材にしたスパイ・サスペンス。 ジャッカルにそっくりな顔の海軍将校を鍛えて、KGBとジャッカルの関係を切ろうと画策するストーリ。 アクションも派手だし、顔が似ていたという理由だけで…

スタア誕生(#490)

wowowで『スタア誕生』を鑑賞。 ジョージ・キューカー監督による『栄光のハリウッド』の再映画化版。 歌手で成功することを夢見ながらも、バンドの一員として各地をまわっていたエスター。ハリウッドのスター・ノーマンは歌っている彼女を見て、その才能に目…

縛り首の木(#489)

NHK-BSで『縛り首の木』を鑑賞。 ゲイリー・クーパー主演の西部劇。といっても、西部劇らしくない。 ゴールドラッシュに沸く鉱山の町にやってきた医者。そこで金泥棒をして追われていた若者を助け、自分の助手にする。ある日、その街を通りかかった一行が強…

レディ・キラーズ

wowowで『レディ・キラーズ』を鑑賞。 トム・ハンクス主演のクライム・コメディ。 カジノの地下金庫から大金を盗む完全犯罪を計画した“教授”。彼がこの計画にあった人物を集め、何も知らない老婆を欺いて、その地下室を計画の拠点とすることに。老婆の目を盗…

彼女を見ればわかること(#488)

NHK-BSで『彼女を見ればわかること』を鑑賞。 サンダンス・NHK国際映像作家賞受賞作品。 ロサンゼルス郊外に住む女性たちの日常を描いた5編からなるオムニバスドラマ。一見すると幸せそうな女性たちでも、満たされていなかったり悩んでいたり、外から見るほ…

ファーゴ

wowowで『ファーゴ』を鑑賞。 義理の父親の会社で営業部長をしている男が、人を雇って自分の妻の偽装誘拐事件を起こす。義理の父に身代金を払わせ、その金を山分けしようという計画。実行犯のチンピラに依頼した後で事態は急変。誘拐事件の必要がなくなりキ…

処刑人(#487)

wowowで『処刑人』を鑑賞。 敬虔なカトリック信者のマクマナス兄弟。彼らは見ているだけでは世の中は変わらないとの信念で、自ら悪党を処刑する。最初はバーでけんかになったロシアンマフィアを殺し、警察に呼ばれるが釈放。世間は彼らを英雄と賞賛した。彼…

窓掃除

急にやってきた掃除ブームの風に乗って、部屋の窓をはずして風呂場で洗った。サッシまで手を伸ばすとかなり大変だったけど結果は大満足。

春の日は過ぎゆく(#486)

NHK-BSで『春の日は過ぎゆく』を鑑賞。 『八月のクリスマス』のホ・ジノ監督2作目。主演はイ・ヨンエとユ・ジテ。 サンウは痴呆の祖母と父、叔母の3人と一緒に暮らし放送局で録音技師をしている。ラジオ局のDJでプロデューサーをしているウンスからの依頼で…

七人の弔

wowowで『七人の弔』を鑑賞。 ダンカン監督・主演・脚本の社会派ブラックコメディ。 あるキャンプに参加した7家族。そのキャンプの目的は日頃から子供に虐待を加えている親たちが、子供の臓器を売って大金を手にすることだった。何も知らずにはしゃぐ子供た…

クルーエル・インテンションズ

wowowで『クルーエル・インテンションズ』を鑑賞。 NYの豪邸に住む義理の姉・キャスリンと弟・セバスチャン。筋金入りのプレイガール&ボーイの2人は自身の恋愛ゲームには飽きたらず、他人の恋愛をいたずらに操って楽しんでいた。新聞の記事で「本当の愛を見…

純愛譜(#485)

NHK-BSで『純愛譜』を鑑賞。 『スキャンダル』のイ・ジェヨン監督の日韓共同制作ラブストーリ。 韓国と日本でそれぞれ生きる意味を見失った2人が運命的な出会いをするまでを描いた作品。 公開は2001年で当時観たかったんだけど、たしか近所での上映もなく発…

シネマ坊主

松本人志『シネマ坊主2』を読了。 前回不快な思いをしたのに、また借りてしまった。 ページをめくる度に無知だったり、先入観だけで捉えてたりと不快になる。あとがきに「僕はびっくりするくらい公平な人間なので。」なんてかいてあるのが信じられない。映画…

666号室

wowowで『666号室』を鑑賞。 カンヌ映画祭に訪れていたと思われる映画監督たちを1人ずつホテルの一室に呼び、映画の将来や感じていることについて話してもらうという内容。部屋に1人残された映画監督が、無人のカメラの前でヴェンダースからの質問が書かれた…

策謀のシナリオ(#484)

wowowで『策謀のシナリオ』を鑑賞。 ウィリアム・ボールドウィン、エレン・ポンピオ主演の絵画サスペンス。 これくらいがっかりした映画も久しぶり。 ストーリ展開は先が完全に見えてしまっていてサスペンスとして楽しめないし、絵画を扱うならもっと絵画の…