縛り首の木(#489)

NHK-BSで『縛り首の木』を鑑賞。
ゲイリー・クーパー主演の西部劇。といっても、西部劇らしくない。
ゴールドラッシュに沸く鉱山の町にやってきた医者。そこで金泥棒をして追われていた若者を助け、自分の助手にする。ある日、その街を通りかかった一行が強盗に襲われ、若い娘だけが助かる。若くて美しいその娘に近づいてくる町の無法者たちから彼女を守りながら、治療をする間に2人の間に絆が生まれる。しかし医者は自分の過去が頭によぎり、娘の気持ちには応えられなかった。完治した娘はこの町に残ることを希望するが、金が出なくなったとたんに人がいなくなるような町からは出て行ったほうがいいと医者は言うが、その言葉を振り切って娘は助手の若者と町の荒くれ者の3人で金の鉱山を掘り始める。
ゲイリー・クーパー晩年の作品。
一見すると西部劇らしくないんだけれど、芯を通っているのはやっぱり西部劇というちょっと変わった作風。『縛り首の木』となんともおどろおどろしい名前が損している。DVDが出ていないのは残念。