ラジオ

今週の伊集院光のラジオはかなり良かった。
PS3の値段をあんなに真っ向から批判した人はほとんどいなかったからね。伊集院が言ってたとおり、あの性能(Blu-ray搭載、HDMI端子など)なら安いというのは間違っていないけれど、そもそも消費者が求めた機能ではないということ。ゲームをとってみてもHDDがついているんだからDVD何枚組みでソフトを発売してHDDに読み込ませてからやればいいだけ。Blu-rayだから出来てHDD+DVDで出来ないことなんて無い。
映画についてもそう。著作権保護という重大な目的は理解できる。しかし、Blu-rayでより美しくなると前面に押し出しているのは大いに疑問。Blu-ray VS HDDVDのときにソニーが主張したように容量が大きいほどよりきれいな映像にできるのは正しい。しかし、実際の家庭においてそんなに高水準の鑑賞環境があるとは到底思えない。Blu-rayをフル活用できる環境は65インチ以上のフルスペックハイビジョンプラズマ+音響くらいだろうか。
ソニーSCEの考え方を疑う。
PS3はただのゲーム機じゃない」という主張は分かるが、現在発表されているPS3を見る限り、ソニーが掲げるコンセプトを十分満たすスペックとも思えない。また、このコンセプトが意味するのは「家中の映像や通信を管理するサーバであるPS3でゲームも出来る」であって、PS3で発売されるゲームをやりたいという人は無視されている。
発売から少し立てば値段も下がってくるだろうが、こういう思想で作られるゲーム機を買いたいとは思わない。
というかソニー社員、お前ら買うの?