ポワゾン(#349)

DVDで『ポワゾン』を鑑賞。
主演はアンジェリーナ・ジョリーとアントニオ・バンデラス。
コーヒー会社を経営するキューバ人・ルイスのところにアメリカ人女性のジュリアがやってくる。ルイスは写真でしか見たことのないジュリアとの結婚を決め、仲間の反対を押し切りジュリアの乗る船を迎えに出向く。しかし、そこにいたのは写真のさえない女性ではなく、絶世の美女・ジュリアだった。すぐさま結婚、ルイスは見る間にジュリアに溺れていく。しかしそんなある日やってきたジュリアの姉という女性から、ジュリアが本物のジュリアではないと聞かされる。
ストーリーはこれといった目新しさはないものの、堅実にツボを抑えたつくり。19世紀当時のキューバの雰囲気が心地よい。
いわば、根っからの悪女という役をアンジーが見事に演じている。ルイスの痛々しいほどの愛情に真実の愛を見て、悪女になりきれなくなるストーリーも寒々しくならずうまく見せている。
この映画の見所のひとつはアンジーのラブシーン＆裸。これまではどうしてもアンジェリーナ・ジョリーが美人には見れなかったんだけど、その印象が一変した作品。完璧とは言えない体形なのに美しく、ちょっとした仕草や表情の一つ一つが魅力的。そらあ、ブラピも落とせるわけだ。不思議なことに一度絶世の美女に見えると、これでもかといわんばかりの唇や男性的な顔のラインまでもが気にならなくなるばかりか、チャームポイントに見えてくる。

ポワゾン ― dts版 [DVD]