党首討論

今回の選挙は注目度がすごいらしい。
さっきも筑紫さんの番組で各党首が集まってたけど、基本的に時間がなさ過ぎだね。靖国の問題なんてしっかり聞きたかったよ。まあ、答えは分かってるんだけどね。
イラク撤退では自民はきわめて消極的。12月以降も駐留し続ける腹積もりでいることは良く分かるんだけれど、これはアメリカの言われるがままなことを象徴している。一部自民党議員が「イラクで撤退しないのはオイルのことがある」と反論してたけれど、今までの弱腰外交を考えると、オイルなんて無理でしょ。さらに、これだけ国際世論が厳しい中で石油をせしめようなんてことが発覚すればどれだけの非難を受けることになろうか想像に難くない。
NHKでの党首討論でもそうだったんだけれども、小泉さんは逃げてばっかだね。野党の質問に答えずにすり替えの連続。今日も民主・岡田代表の年金の聴取率を上げる方法を問われて年金一元化にすり替えていた。この態度で本人は自信あるみたいだけど、視聴者はどうだろうかね。
気になるようになってきたのは、自民の国民は賢いという言葉。はっきりいえば、日本人は政治に興味がない層(無党派層かどうかという意味ではなく)が大きくて各論点について十分なレベルの理解をしている人というのは少ない。世論調査では自民がリードしているなかで、自民は理解していない国民を賢い国民・分かっていると表現することで、十分な説明を回避し続けているようにみえる。誤解を恐れずに書けば、まさに小泉総裁は日本をポピュリズムだけの愚民政治に陥れようとしている。
余談、最近いろいろ討論の番組をみてると、なんだか綿貫さんはあんまり悪い人じゃないみたいに思えてきた。まあ、あの党は存在する価値があるとは思えないけれど。
それと、新党日本。あんな政党に「日本」なんてつけないで欲しかったよ。