asian cup vol.2(#85)

日本連覇!!zicoJAPAN初タイトル!
ま、試合の話題はこれくらいで。もちろんすっごくうれしいです。僕的MVPは中澤に決定。本当は俊輔らしいです。


日本はこの優勝によってアジア・アフリカ選手権とコンフェでの出場権を得たわけです。とりあえず、AA選手権はチュニジアとのホームアンドアウェー。まあ、当然勝っていただきたいです。と、書いてて思ったこと。
現在ハタチそこそこの僕の小学生時代を思い出してみると当時は『キャプテン翼』・Jリーグの発足の影響でサッカーファンの小学生が急増、みんながJリーグチップスのカードを持ち歩き、部活の花形も野球部からサッカー部へと移行した。そんな中であっても、小学生だった僕らは日本がワールドカップに出るなんて事はないと思っていた。それはやはり、Jリーグ創世記のジーコやラモス、リッティ等名だたる選手のプレイ、ニュース映像で伝わる海外でのスーパープレイの数々に裏付けられた小学生ながらの意見だった。
98年のフランスワールドカップ出場が決まった時だって、次にワールドカップに出れるのはいつになるか分からないから見ておこう、そんな感覚だったことを新鮮に感じる。
見る見るうちに日本代表・日本人選手のレベルは上昇し、それにともなって日本人のサッカーを見る目も肥えてきて、要求も高くなる。ワールドカップに出れないなんて事になったら不満は最高潮に高まる。
うーん、僕らはわがままで欲張りなのだろうか。
今大会を見てて実感したことはやはり中東勢、中国の成長。特に中東勢。バーレーンをはじめとする中東諸国はオイルマネーによる潤沢な資金、アフリカ系の強靭な体格・体力、日本人選手の苦手な暑さにも強い、そしてヨーロッパに近いという地理的条件によって国内リーグにヨーロッパのスタープレーヤーを何人も招いている。そこでのバティストゥータはJでのジーコになるかもしれない。
中東に関して驚いたデータを耳にした。BSでだったと思うが(ソースが違うかもしれない)、バーレーンの選手は全員アマチュアらしいのだ。にわかには信じられないデータに理解できず一瞬考えた。本当だろうか?そして本当だったら・・・末恐ろしい。
ここ10年程度続いたアジアでの日本、韓国の2強時代は終焉に近づき始めているのかもしれない。参加国の多いアジアの中で今後ワールドカップでのアジア枠3を争うことの難しさ、日本、韓国、+αではなくなるという確信に近い予感。
もちろん今大会はスタンドの異様な雰囲気、ジャッジングへの不満、主力メンバーの不参加などあるが予選を勝ち抜く条件は同じ。いつも完璧なわけはない。
FIFAは次のアジアカップは4カ国の共同開催にすることを発表した。東南アジアのヴェトナム・インドネシア・タイ・マレーシアでの開催。アジアカップ予選の免除をこの4カ国が受けることになる。開催国枠が1から4。十数年後、もしかしたら数年後にもこんなことで敏感に反応することになるかもしれない。


いろいろと書いたが、やっぱり今夜は素直に喜ぼう。日本がアジアで一番になったのだから。あれだけ無理だと思っていたWカップに出られて、ベスト16。いつかはWカップ優勝を逃して悔しがる日本人も見られるのかもしれない。