about a radio drama

話は変わってラジオドラマ最近聞いてます。リアルタイムではなくってデータでまとめて。だから1回15分の10回とか一気に聴くと150分。結構ハードワークなんです。ずっと読もうか迷っていた森博嗣の『女王の百年密室』があったので、興味津々で聴いたらなかなか面白い。ラジオドラマ自体結構初めてに近かったんで新鮮。でも、森博嗣の世界観って本で読んでも単純じゃないから、(森博嗣フリークとしては)結局本買おうか迷ったんだけど、漫画が出てるのに気づいて漫画版を購入。
森博嗣作品の漫画化で浅田寅ヲ以外は初めてだったんだけど、なかなかでした。作品の世界は森博嗣らしい作品。約百年後の未来、150人の人口の人工都市。その世界は外部との接触が一切無く、エネルギ問題も含めてすべてにおいて循環型社会が成立している。その世界は絶対的な神の存在が信じられ、死という概念自体が存在しない理想郷。そんな所にライターをやっている日本人の少年と少年のロボットが不時着して・・・。森作品への個人的な期待からすると平凡な作品と言う印象がどうしてもある。逆に期待を裏切らないともいえるんですが。森作品は『四季』待ちですね。(←高い、3800円なんてどうしよう。)
ちなみに、『四季』は森入門にはオススメしません。今までの登場人物がいっぱい出てきて、今までのシリーズのなぞが解けていく作品なので。森入門には『すべてがFになる』を読んでください。