鉄コン筋クリート

せっかくシネコンが何個もある恵まれた環境にいるので、最後の夜に映画館へ。『鉄コン筋クリート』を鑑賞。
松本大洋原作のマンガをマイケル・アリアスが映画化した作品。
映画評でなかなか高評価を得ている作品なので期待していたけれど、もう一歩かな。たしかにCGや、世界観、画の作り方はすごくいいしひきこまれるんだけど、演出が・・・。伝えたいことをキャラクタに言わせてしまっているので、観客はすることがない。はじめからさいごまで見せられてそれで終わりでは映画としての深みが全くない。
観客が観終わったあとで「ああ、クロはシロに助けられていたんだなあ」と思えるのが理想。
それと蒼井優の声は思いっきし女の子なので、途中シロが女の子なのかと錯覚してた。その後も感情が入らなくてつらかった。好きな女優さんなんだけど今回はイマイチ。
ただクオリティは高いので観て損はない出来。
レイトショーで1000円。
斜め後ろのバカが足を前の席に乗せていて、東京でこういう客には会わないなと思った。地域性なのか、映画館に行く層の違いなのか、それとも東京にもこういうバカはいるのかはよく分からない。
鉄コン筋クリート オフィシャルサイト
http://www.tekkon.net/index.html