エイプリルの七面鳥

wowowで『エイプリルの七面鳥』を鑑賞。
いまやトム・クルーズの奥さんになってしまって心配しているケイティ・ホームズ（ケイト・ホームズに改名したらしい）主演のハートフルな作品。ケイティは『ドーソンズ・クリーク』でブレイクしたのち、主役・準主役を中心に次々とキャリアを積んできていただけに、トム・クルーズなんかに引っかかっちゃたのが残念すぎる。
ま、ケイティについてはこれくらいで作品は意外なほどよく出来た作品。もちろん名作の部類に入る様な作品ではないけど、単にケイティ人気（当時はかなり人気があった）に便乗した作品と切り捨てられない佳作。
不良少女で手を付けられなかったエイプリルは、家族を嫌い家を出て行っていた。感謝祭の日、エイプリルは今まで疎遠だった家族を自宅に招待し料理を振舞うことを決意する。それはエイプリルと一番そりの合わなかった母親がガンであることを知って、この感謝祭が母親と仲直りする最後のチャンスだと分かったから。料理が苦手なエイプリルが母親の好物の七面鳥料理を作り始めるが、オーブンが壊れていることが発覚。代わりのオーブンを求めてアパート中を探すことに。エイプリルのドタバタと同時に、エイプリルに招待された家族は車でアパートに向かう。エイプリルのことを嫌っている母親と妹。父親はエイプリルに行くことを約束している。人畜無害の弟に年老いた祖母。それぞれが複雑な思いを抱えた車の中。ついにアパートの前に。到着を知らされたエイプリルはアパートの前まで降りていくがそこに車はなかった。家族の乗った車は近所のダイナーに向かっていた・・・。
母親のガンという最悪の出来事をきっかけに家族愛を取り戻そうとがんばるストーリ。重いテーマも含んで暗くなりそうなんだけどコメディも所々に入ってきて、とても見やすいバランスに仕上がっている。
エイプリルの恋人ボビーのエピソードは必要性を感じない。

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