演劇フライヤー

演劇フライヤーコレクション』を読了。
かなり幅広いジャンルの演劇のフライヤーをまとめた本。
中には折り目が付いちゃってるのもあったのが残念だったけど、収録されている種類の豊富さに大満足。
映画のフライヤーは自分でも集めているんだけれど演劇のフライヤーはより魅力的。フライヤー単体での完成度が高く、作家性を出したものも多い。抽象、イラスト、写真と多様なのも見ていて楽しい。
映画の記憶を残すという目的でフライヤーを集めているんだけど、演劇のフライヤーはその内容を知らなくても楽しめる。
演劇フライヤーと比べると映画のそれは広告や解説という意識が強いのを感じる。これは作り手の意識(クリエーター志向)の差あるだろうけれど、ターゲットの違いが起因しているのだろう。演劇を観に来る人はその大半がその劇団を目的にやってくる固定ファン(もしくは固定ファン予備軍)なのに対して、映画は1本ずつがどんなストーリーでどんな見所なのかを見極められるという状況でしかも選択肢がずっと多い。
海外のフライヤー事情がどんなものなのかちょっと興味が出てきた。