候補作発表(#259)

いよいよ芥川・直木賞それぞれの候補作が発表になった。
芥川賞

  • 無花果カレーライス」伊藤たかみ(文芸夏号)
  • 「小鳥の母」楠見朋彦(文学界6月号)
  • 「マルコの夢」栗田有起(すばる5月号)
  • 「この人と結婚するかも」中島たい子(すばる6月号)
  • 「土の中の子供」中村文則(新潮4月号)<<受賞>>
  • 「さよなら アメリカ」樋口直哉(群像6月号)
  • 「恋蜘蛛」松井雪子(文学界6月号)

直木賞

逃亡くそたわけ

逃亡くそたわけ

ユージニア

ユージニア

花まんま

花まんま

ベルカ、吠えないのか?

ベルカ、吠えないのか?

むかしのはなし

むかしのはなし

となり町戦争

となり町戦争

いつかパラソルの下で

いつかパラソルの下で

で、さっそくかりにいった本。
すばる5・6月号
むかしのはなし
となり町戦争
ベルカ、吠えないのか?
の5冊。
『すばる 6月号』掲載の『この人と結婚するかも』を読了。中島たい子作品で、前作の『漢方小説』の芥川賞候補作になっているだけに注目。“主人公は30間近で漫画家が税金対策で建てた小さな美術館で学芸員をしている。仕事もさえなければ、私生活もさっぱりで、男に出会うたびに「この人と結婚するかも」と心の中で思っては、やっぱり違うを繰り返している。せっかくの休みを無駄にしないためにと長年通っている英会話教室で新顔の男に出会うが・・・・。”と、かなり好きなテイストの作品で、まるでアリーmy Loveを小説で読んでるみたいな雰囲気。今作がよかったんで『漢方小説』読んでみようと思う。