トポロジードライブ

東京藝術大学千住キャンパスで今日から開催の『トポロジー・ドライブ 理性、信仰、政治を越える地平/インゴ・ギュンター』展へ。今回も自転車で行ってみる。期待度は中くらいだったけど、行ってみるとメインの展示がトラブルで見られなかった。その他にも見られない展示があったり、展示方法がまったくだめでがっかり。もう少し展示方法を工夫したり、展示スペースが十分にあればかなり違った印象だったかも。
まず、簡単な修正として2の「アートコレクター」を鑑賞可能な状況にする。3の「1986から2006まで」は説明不足過ぎる。プリントしたのを床にそのまま置くのではなくてせめてパネルにして壁にかける。そしてそれぞれの簡単な説明、解説を加える。4の「ワールドプロセッサー再考」はスペースが狭すぎる。何人の入場者を想定しているのか。どうしてもこのスペースで展示をするならプロジェクタの投影方向を逆にしてプロジェクタ自体を外におく。そして室内の蛍光灯を消して、壁に貼ってあった作例は廊下の壁に移動。5「外交に関する試み」は逆にスペースが広いというか奥が余っていてこぢんまりとして見える。それと、床にモデルガンのケース、天井に組みあがったモデルガンが向かい合うように展示されているけれどその中でなぜか2つだけが他のモデルガンと左右が逆だったんだけどどういう意図があったのか読み取れなかった(意図があったとしてもわざわざ2丁だけを左右逆にするのは作品としても理解できなかった。)。6の「トポロジー・ドライブ 理性、信仰、政治を越える地平」は今回のメインの展示。それが動いてないというのはありえない。
率直な感想を言えば学内の作品発表程度の展示方法。
ただでさえ作品数が少ないのに、見せられない展示があると致命的。今回見られた展示だけで評価するとアンケートにはとても答えにくかった。
1は日が落ちてからということだったのでまた今度暇を見つけていく予定。
TOPOLOGY DRIVE
http://p3.org/topology/index.html