原美術館(#606)

今日は品川まで足を伸ばして原美術館へ。
品川の閑静な住宅街御殿山にある原美術館は外観からも期待が高まる。現在の展示は『アート・スコープ』。森弘治、名和晃平、カーチャ・シュトルンツ、ゲオルグ・ヴィンターの日独4人の作品を展示している。この中でおすすめはやはり名和。展示方法も、作品もとても面白い。
展示について気になったことも、常設展示と企画展示作品が入り混じったレイアウトで、展示としての統一感に欠ける。展示面積が広くないのでしょうがない部分もあるだろうけれど、改善の余地あり。
3階のあの作品を常設にしているのは損をしている感じ。森弘治の映像作品を抜けたところに突然現れるのが奈良美智の部屋。予想していなかっただけにかなりうれしいが、なぜその流れで配置しているのかはよく分からない。ここも写真撮影禁止の表示がないということはおそらく原美術館の所蔵。なかなかの充実振り(所蔵リストには草間彌生の作品も)。
次回の展示にも期待したい。
レストランスペースも盛況だったけれど、入館料の倍のランチを食べる気にはなれなかった。展示スペースにまで漂ってくるガーリックの臭いはやめて欲しい。
ギャラリーショップも充実。ここだけでも小一時間はいられる。