自転車購入(#598)

インターネットでお買い得のお店を探して鷺ノ宮へ。電車で30分以上かかった道のりを自転車で帰るのは勇気がいったが、買ってしまえば乗って帰ってくるほかない。まあ、中野まで自転車往復はなかなかできないのでそれが片道だけでいいと前向きに考えてみる。
お店の紹介ページには9時30分開店と書いてあったのでわざわざ9時過ぎには着くように家を出る。ほぼ予想通りの時間に店に到着、しかし9時30分を過ぎてもシャッターが開く様子もないのでi-modeで調べてみるとオフィシャルには10時開店と。しょうがないのでファミマで時間をつぶして10時に行くもまだ開かず。もう一度ファミマに戻ってサンデーを何年かぶりに読んでもう一度行ったらようやく開いてた。
お目当てのブリヂストンの自転車は残念ながら赤色しかなく、店主のおじさんが熱心に勧めるとなりの緑のを購入。うーん、なんか間違ってる気がするけどまた鷺ノ宮まで来ることを考えると、ここで決めてしまったほうがいい。お目当てだったのは26インチ・ギア無し・15800円・ブリヂストン製。勧められたのは27インチ・外装6段・自動ライト付・18500円・アサヒ自転車製。
フレームがしっかりしているという意味では絶対ブリヂストン。なんだけれど、正直この自転車を何年乗るかを考えるとそんなにしっかりしたのじゃなくてもいいかもということと、帰り道26インチギア無しはきついかもとヘッピリ気味だったのの合わせ技で決断。あと、お客さんが一杯だったので早めに決めなきゃと焦ったのもちょっとある。
防犯登録とワイヤー錠、それと六角レンチ(ハンドルの高さ調整用)をサービスしてもらっていざ目指すはおうち。
地図を頼りに進むと久々に100円ローソンを発見。早速寄り道。キャベツ一個100円なんて安い!それとこの後迷子になっても大丈夫なようにパン、丁度欲しかった文房具なんかを買う。練馬駅も過ぎて順調だった帰り道が突然騒がしくなる。後ろから覆面パトカーがサイレン鳴らして何台も追い越していく。当然何があるのか気になるので追いかけて商店街に入ってみると、都民銀行の前でパトカーが7,8台。他にも白バイや自転車の警察官なんかがすごい数集合していたので何か事件か訓練だったのかも。見ていても進展がなさそうだったし、野次馬と思われるのもかっこ悪い(野次馬だけど)ので、元の道に戻ってひたすらこぐ。
こいでもこいでも目印に覚えていた交差点がこないので地図を確認。そして自分のいる場所がまったく予想と違っていたことも確認。おそらくというか、確実に野次馬してたときに道を間違えてた。大幅に道を間違ったため、ほぼやけくそに。大体の方角だけを覚えて勘を頼りに進むことに。そもそも地図なんかを頼りにするから困ったことになる。それでもしばらくすると池袋。ほら、道なんか1本2本間違えたからってそんなに大きな問題じゃない。
池袋を過ぎたあたりでもう一度迷子。なぜかラブホテル街に迷い込むし、平日の昼間にカップルが一杯いるし、方向だけを信じて進むと板橋に出る。東京の地名はほとんど知らないけど板橋(板橋マダムスとか)は聞いたことがある。このあたりで100円ローソンで買ったキャベツを捨てたくなった(しかも一番重いのを探して買った)がなんとか思いとどまって地図を確認。あれっ、意外と近い。ここを抜けるともう巣鴨。都電荒川も見えてきた。何とか帰宅。
改めて東京は狭い。道を選べば平坦だし。自転車と地図と自分がどこにいるのか分かってさえいればどこへでも行ける。今度は上野・秋葉原。そして有楽町まで行ってみよう。
うーん、思い返せば大した距離じゃない。ただ、自転車が壊れたときにあのお店に持っていくのは無理。なのでこの自転車が無事次の自転車購入まで動いてくれることだけをお願いするのみ。
ちなみにおうちが近づくのと同時にお尻の限界も近づいてた。足は平気なんだけど、お尻と手のひらはちょっと・・。