シャンプー台のむこうに

NHK-BSで『シャンプー台のむこうに』を鑑賞。
イギリスの片田舎キースリーで開催されることとなった全英ヘアドレッサー選手権。かつてこの大会で活躍していたフィルは、今やキースリーで息子ブライアンと2人で小さな理髪店をやっていた。当時3連覇がかかった大会でパートナーだった妻のシェリーがモデルのサンドラと駆け落ちして家を出て行ってしまって以来、コンテストから遠のいていた。そこへ突然シェリーが大会に出たいとやってきた。彼女は“今年”出なければいけない理由があった。
一見くだらない設定なんだけど、案外いい。こういった突飛さはイギリス映画らしい。
出てくる登場人物がみんなキャラが立ってて面白い。コメディとしても十分楽しいところに、ブライアンの淡い恋愛模様や、家族愛を感じさせるハートウォーミングなところも入ってきて、見終わった時にはなんだかいい映画だったと思ってしまう。
フィルを演じるアラン・リックマンもかなりいい味出てる。
ヘアドレッサー選手権の内容や、奇抜な髪型を見ているだけでも楽しい。
イギリスが作るべき映画。

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