ロング・エンゲージメント(#461)
wowowで『ロング・エンゲージメント』を鑑賞。
『アメリ』のジャン=ピエール・ジュネ監督と主演オドレイ・トトゥが再び組んだミステリ・ロマンス。
第一次大戦下のフランス。故意の自傷と判断され処刑兵とされた5人は前線へ送られる。そしてドイツ軍とフランス軍の中間に置き去りにされた。そして、その中の1人マネクの婚約者マチルドのもとに手紙が届き、マネクの死亡が伝えられた。それでもマチルドはマネクが生きていると信じて、親の遺産を使って私立探偵を雇い彼を探し続ける。
一見して分かるジュネテイスト。舞台になっているブルターニュ地方の風景と、ジュネのしっとりとした情感あふれる雰囲気が相まってとても美しい映像。この作品ではファンタジックな部分だけでなく、残酷ともいえるリアルな戦争シーンとの対比も見所。
ラストはフランス映画らしくて心地いい。ハリウッドでこのラストは絶対無い。
オドレイ・トトゥはちょっとジュリエット・ビノシュっぽくて顔は好きなんだけど、もっととがった作品にも出て欲しい(変わった役は多いけど)。『ダビンチ・コード』には期待。
原作は『長い日曜日』。
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