マシニスト

wowowで『マシニスト』を鑑賞。
ひどい不眠症ですでに1年間ほとんど寝ていない男トレバーは見るに耐えないほどやせ細り、周りの人間も心配するほど。しかしトレバーは機械工として毎日工場で働いて、空港でコーヒーを注文し、娼婦のところへ行くという平凡な暮らしを続けていた。ある日トレバーは自宅の冷蔵庫に見慣れない張り紙があることに気づく。そこには途中までのハングマンと最後が“ER”の6文字の単語を示していた。それ以来トレバーの周りでは不思議なことが次々と起こり、疑わしい1人の男を追うが・・・。
この映画の最大の見所はやはりクリスチャン・ベールが30kgの減量をして作り上げた体。まさに骸骨のよう。
パッケージ写真や、コピーから想像したものを期待しているとがっかりするかも。しかし、意外な結末ではないもののよくまとまったストーリー。映像表現もなかなか。良心の呵責から不眠症不眠症が進行して精神を蝕むというのもドラッグ中毒やアル中の妄想映画の不眠症バージョンともいえるけれど、印象的なカットや話の見せ方には監督のセンスの良さが見える作品。

マシニスト [DVD]

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