winny

最近winnyをやたらに非難しているニュース番組を見ていて気になってること。
winnyの全てを肯定する気はないんだけど、情報の漏洩していることとwinnyをインストールしているPCが増えていることとは分けて考えるべきだと思う。
winnyの使用方法によっては(ネットワークのあり方を考えるとwinny自体が悪いプログラムだとは言い切れないと思う)著作権の侵害が大きな問題になっている。
しかしこの問題は重要な情報を適切に管理していないこと。自衛隊やらテレビ局やら重要な情報を扱っているという意識が低すぎる。個人情報を自前のPCへ入れることが出来たり、データを自宅に持ち帰ることが出来ることがおかしい。
企業は個人情報をどうやって扱っているのか不安になってくる。ぱっと思いつくだけでも、基本的な対策は2つ。
①情報へアクセスできる権利を持つ人を最低限にして、個人情報を管理するコンピュータをスタンドアローンに。
②アクセス権を持たない人がどうしても閲覧をする場合は、管理するコンピュータの入出力装置(USB、FD、CD-Rなど)を外し、そのコンピュータの使用目的を閲覧のみにする。もちろんスタンドアローン
うーん、これくらいやってるのが常識だと思ってたけど。むしろこれを怠っている時点で何らかのペナルティを与えて欲しいくらい。
winnyによって感染するウイルスが問題を大きくしていることは明らか。しかし、今回のような情報漏えい問題でwinnyの責任を追及するのはお門違い。真っ先に漏洩させた企業や人物の責任を追求して、ウイルスの製作者やバラまいた人間を探すというのが筋だと思う。
winnyの是非については日を改めて、気が向いたら。