谷村新司

昨日BSで谷村新司、チョーヨンピルらの中国でのコンサートの番組を見てた。
反日感情がこんなに高まる中でも、彼らの人気は不動。
今まで谷村の曲はほとんど聞いたことがなかったけど、あの番組見て中国語、日本語、韓国語でそれぞれ歌うアーティストに中国の観客が熱狂している姿を見て、ここに大切な糸口があるんじゃないかと思った。
谷村の昴は中国でも何年か前にヒットしたらしい。谷村が昴を歌いだすと、会場から大きな拍手。そして中国人の観客から日本語での昴が聞こえてくる。中国人は日本の何もかもが嫌いなんじゃない。少なくともこの瞬間は素直な交流が出来ていたんだと思う。本当に感動する瞬間だった。
番組内のインタビューで、谷村が言っていたこと、『アジアでコンサートをしていて聞かれることがあるんですよ。なぜアジアなんですか?そういう質問は日本をアジアじゃないと見てることの裏返しとも取れる。日本もアジアの一員なんです。』。そうだよな。こんなに近い日中韓がそれぞれ言葉が違うことは不幸だけれど、自分たちもアジアの一員であることをしっかり認識し同時に、他国にもアジアの一員だと認められるように努力することが大事だな。
谷村が中国で認められているのを見習って、日本も一歩中国に踏み込む、自分から距離を近づけていかなくちゃいけないのかも。