石田衣良の作品。株式市場を舞台にした小説。何年か前にドラマ化されてたらしいんだけど知りませんでした。
バブル崩壊から金融の崩壊にかけての相場で食ってる老人にど素人のぷーが雇われる話。実際
石田衣良がコピーライターやってたときに株でもうけてて、その記録としてこの小説を書いたってお昼の
NHK(たぶんスタ
ジオパーク)で言ってたのを思い出して読んでみたんだけど、とても読みやすい。けど、やっぱりあの時代特有の設定もあって株のお勉強はできません。それと、結局株式相場については第
三者割り当てに終始するので金融モノと思うと物足りない。それに、
石田衣良お得意の青春でもないし恋愛モノとしても物足りない。ただ単に
石田衣良にとっての外部記憶のつもりなのかもしれないと勝手に納得。当時の金融に詳しい人ならこれを読んであったあったなんて楽しみ方もあるのかも。ないと思うけど。